乃木坂46 『あの教室』Short Ver.
乃木坂46の16thシングル「サヨナラの意味」のカップリング曲「あの教室」のMVが解禁されました。
齋藤飛鳥と堀未央奈の2列目真ん中コンビのこの曲。そしてPV。
堀ちゃんが「今までにない」と言ってましたが、そうですね…その、あの…
- 「あの教室」MV 考察・解説・意味は?
- 公式サイトによると
- むりやり考察する
- 強いて言えばの考察
- 堀ちゃんと齋藤飛鳥の対比
- 普通の堀ちゃん
- 昼と夜・光と影
- 理屈をこえて踊る
- 【追記】iTunesで配信開始されました。
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「あの教室」MV 考察・解説・意味は?
とか言いながら、最初に言っておくと…このMVに関しては考察・解説する方が野暮ってもんでしょう!
…と、言いながら、逃げております。正直言ってわけわかりません。はい。
意味を考えたりする性質のものじゃないと思います。
考えるな、感じろ。
公式サイトによると
公式サイトにはストーリーやMVの解説がちょろっと載っています。
Music Videoのテーマは「齋藤飛鳥と堀未央奈の2人の学校生活」。
クラスに馴染まない齋藤、クラスに溶けこみすぎている堀といった対照的な2人が、お互い惹かれあっていくが近づくこともない、淡い高校時代の心証風景を描いたストーリーとなっています。(乃木坂46公式サイト)
ふむふむ。心象風景。って言ったら、もう何でもありだぜ…。ただ、齋藤飛鳥と堀ちゃんの対比が描かれているというのは確実なようですね。それから…
さらにMusic Video中の靴下はシーンごとに変わっており、準備された靴下はなんと30種類にも。
「女の子の心情はコロコロ変わる」という事を靴下で表現しています。(乃木坂46公式サイト)
それは気づきませんでした。確かに靴下の色が変わってますね。
むりやり考察する
さて、これだけでは芸がないのでムリヤリ考察すると、まず、何かのパロディとかオマージュで元ネタあるんじゃないか?という点。
私の脳内アーカイブには全くありません。映画や演劇、文学作品に詳しい方ならわかるのかもしれませんね。
あ、あの机とか椅子がうずたかく積み上げられてるのは、欅坂を思い出しましたが…
あと、冒頭で紙袋をかぶっているのは「こえ恋」という作品に出てくる松原くん?に似ているというコメントがありましたね。
これは男側ですが。この「こえ恋」の袋かぶってる松原君の声は櫻井孝宏さんで、乃木坂と関連付けて言うと、寺田蘭世の理想の恋人、佐田恭也の声優さんのようです。
あと、YouTubeのコメント欄に、梶井基次郎の「檸檬」的なイメージというコメントありまして、読んでみましたが、私には難しくて分かりませんでした(笑)
とにかく、元ネタとかオマージュ要素は良く分かりません(考察になってない)
強いて言えばの考察
さて、強いて言えばの考察。
公式によると、この二人はお互い惹かれあっているけど、近づくこともない…と。
齋藤飛鳥の方は分かりにくいけど、堀ちゃんが齋藤飛鳥に好意を持っているのは、なんとなく分かりますね。
4:28あたりでは齋藤飛鳥に笑いかけていたり、最後は齋藤飛鳥の真似をして袋かぶってますし。
堀ちゃんと齋藤飛鳥の対比
クラスに馴染まない齋藤飛鳥と、クラスに馴染みすぎてる堀ちゃん。両極端な存在だからこそ、惹かれ合うというのは何となく分かる気がしますね。
自分に無いものを持っているから。
で、自由奔放、はたから見るとヘンテコリンな我が道を行く齋藤飛鳥ですが、そんな自分の「普通じゃない」感覚を持て余しているようにも見えます。
うーむ。何といいますか。
自分の持っている感覚が人と違うんだということを客観視できている。できているがゆえに、自分は普通じゃないから浮いてしまうと分かっていて…でも普通にやろうとしてもできないし…そもそもしたくないし、自然とそうなっちゃって……んぐぁおー!という葛藤で、余計に変な行動しちゃう…みたいな。
だから、2:26あたりで、普通に掃除している堀ちゃんを見つめる目は、普通にできない自分に対する疑問や、悲しみも感じます。
普通の堀ちゃん
一方の堀ちゃんはTHE・普通。普通中の普通。
なことに、実は退屈さを覚えていて、自分の普通さに抵抗を感じている。だから奔放な齋藤飛鳥に憧れがある。
あんな風に自由に、思う通りに生きてみたい。
3:31あたりで、黒板に書いてある数学の証明問題を消すシーンが象徴的です。
学校、数学。その年代の常識、普通を、黒板消しで消し去るという行為に、堀ちゃんの願望が表れているのではないかと。
両者は普通と普通じゃないものの間で、揺れているわけです。
昼と夜・光と影
最後の方の背景に、山と太陽の写真(イラスト?)があって、曲の終わりに意味深にクローズアップされます。
これは日の出なのか、日の入りなのか。どっちともとれますね。で、どちらにせよ、昼と夜の境目なわけです。(厳密に言えば、昼と夜、夜と朝の境目)
境目だから、曖昧です。
曖昧だけど、夕暮れや朝焼けは、マジックアワーなんて言われるほど、綺麗な景色で心打たれますね。
つまり、ここが本質で、普通か普通じゃないかなんて、はっきり線引きは出来ないし、そもそもどっちでもいいんだと。
同じ一人の人間の中に、普通と普通じゃない、相反するものがごちゃ混ぜになって入っているし、そういう、ごちゃ混ぜでいい。
青や赤やオレンジや、境目がはっきりしない色合いが綺麗なんだ。
曖昧なままで、綺麗なんだ。と。
うん。
だから、考察が正確だろうが間違っていようが、誤字脱字があろうが無かろうが、そんなことは、どっちでもいいんだと!(なんか違う)
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理屈をこえて踊る
ここまで考察してきましたが、このMVの本丸は堀ちゃんと齋藤飛鳥の心象風景の踊りです。
色々と理屈や御託を述べてきましたが、そんなのは実はどうでもよくて、公式にあるように「女の子の心情はコロコロ変わる」
いや、こういう考察や理屈、理論って、基本的に男が好むものだと思います。(男女差別ではなく、男女の性質の違いの話)
自分も経験があります。
こうやって理屈を並べ立てて、さぁ議論のテーブルがととのいました!という時に、女子の「眠いんだけど…」の一言で、話が終わっちゃう的な。
だから結局、深読みするだけ野暮ってもんで、考察すればするほど、齋藤飛鳥はするすると教室を抜け出して、堀ちゃんは高笑いするんでしょう。
あと、女の子って、わけわからんことで笑ったり泣いたりしませんか?すっごい深刻だと思ったら、意外とあっさりしてたり。
逆に軽い感じで受け止めてたら、すげー深刻に悩んでたり、本気で怒ってたり。
わけわかんねー…
と、正に「女の子の心情はコロコロ変わる」のを、「わけわかんねー」と楽しむMVなのかな…と思います。
というところで、そろそろ日も暮れてきましたので終わります。
ありがとうございました。
あ、あとタイトルを後半に出すのって今風なんですかね。
【追記】乃木坂MV考察シリーズとして表題曲『サヨナラの意味』、カップリングアンダー楽曲『ブランコ』も深読みしています。ご興味あれば下記よりどうぞ。
※「サヨナラの意味」は11月9日(水)発売。タイプごとのジャケット、収録内容、店舗ごとのオリジナル特典を下記記事にまとめております。
【追記】iTunesで配信開始されました。
【iTunes】サヨナラの意味 (Special Edition) – 乃木坂46
【※「あの教室」はType-Aに収録】