水槽と風船の意味は?考察 僕たちは付き合っている MV/PV歌詞のストーリー

欅坂46の4thシングル「不協和音」Type-Dに収録される、けやき坂46(ひらがなけやき)の楽曲「僕たちは付き合っている」MV公開されました。

ドラマ仕立てでしたね。

意味深なストーリーですが、さらっと見てるとイマイチ良く分かりません。私も良く分かってませんが、午後の睡魔に負けそうになりながら、ちょっとじっくり考察してみました。

それではまず、おおまかなストーリーをば。


?

 

僕たちは付き合っている ストーリー

大筋は大体分かります。「職員室に忍び込んで、遊んじゃう」っていう、まぁそれだけっちゃそれだけです。

そこに、恋愛模様が絡んでくるのも分かります。

要するに茶髪の加藤志帆さんと、高本彩花さんと、うっすら見える男性との三角関係。付き合っているのは加藤さん。恋敗れたのは高本さん。

ここまでの構図は恐らく観れば何となく分かると思います。

 

なぜ忍び込むのか?

で、そもそもよく分からないのが、学校に忍び込んでハチャメチャ遊んじゃうということ。先生に対する、学校に対する「反抗」なのか?と思いましたが、恐らくそうじゃない。

先生からの注意はただのきっかけで、そこまで大きな意味は無さそう。

この忍び込みの首謀者は佐々木久美さんと長濱ねるさん。

佐々木・長濱・加藤の3人は仲良しで、どうも女子特有のグループ感を醸し出しています。しかも強い方のグループ。

で、皆を巻き込んでいきます。

ここで「アヤカちゃんも来るでしょ?」のくだり、ちょっと怖いです( ゚Д゚)…た、たけもと(高本彩花)がー!ムリヤリ行くって言わされてるー!みたいな。

ここで、なぜ忍び込むのかの理由。

 

忍び込む理由

見方によっては、

  • 加藤「たけもとうぜーんだよ。あーしの彼氏に色目つかってさぁ」
  • 佐々木「まじで?」
  • 長濱「ちょっと痛い目見してやろうよ」

になるんですが(あくまで筆者の妄想です)、そういうことではない。

元々このひらがなクラスの皆は、そこそこ仲良いんだけど、三角関係の加藤・高本の間に、見えないわだかまりが恐らくある。

なんとなく気づいてはいるけど、はっきりとは言葉に出さないし、どう確認したら良いのか、何て言えばいいのかも分からない。

ただ、なんか二人の雰囲気とか態度が変になっていて、恐らく教室の皆がその変な空気に気づいている。

 

もう一つのグループ

そしてこの教室には、もう一つグループがあるっぽい。高本・佐々木(美)・影山・柿崎の4名。たぶん。

MV3:00あたりが象徴的ですが、皆が行くって言っている中、ちょっとしらけた表情をしています。また、冒頭の一列のシーンでは、4人は隣同士です。

ここから推測されるのは、高本側グループ(佐々木(美)・影山・柿崎)は、高本の恋敵ともいうべき、加藤側グループ(加藤・佐々木(久)・長濱)とは微妙な距離感がある。

このあたり、分かりやすく描かないところが妙に生々しい…。

3:03でほんの一瞬映るのが誰か分からないんですが、恐らく高本側の誰かでしょう。(これ誰か分からん…)

 

つまり。

 

この教室には、色んな事をオープンにできない、ちょっと嫌な空気がある。

 

僕たちは付き合っている

この曲はタイトル通り「僕たちは付き合っている」ことを叫びたいという曲です。

歌詞は男性目線で書かれていますが、このMVでは加藤さんの視点で考えると分かりやすいかもしれません。

高本さんの存在によって、加藤さんは付き合っていることをオープンにできない。教室の微妙な空気を、どうしたらいいのか分からない。

冒頭、職員室の水槽をじっと見つめる眼差しは、「水槽に閉じ込められている自分」を感じ取ったからかもしれません。

水槽じゃなくて、海に出たい…と。

閉じこもった水槽ではなく、広い広い海に出たい。オープンにしたいという気持ちがあるわけです。

その気持ちを汲んだのが、佐々木(久)と長濱ねる。

そしてその微妙な空気の解決方法が、「忍び込むこと」

ここ、普通なら「話し合い」とかになるんでしょうが、ドキドキすることして、わーっと楽しくやっちゃおう!ってところが、何とも気持ち良い。

忍び込みは、別に反抗でも何でもなくて、文化祭のように皆で楽しくダンスすること、ちょっと悪いことして、ドキドキすること。

微妙な空気を取っ払うイベントとして、開催されたんだと思います。

最終的には加藤さんと高本さんは楽しく話しているし、高本側グループの面々も楽しそうにはしゃいでいる。

イベントは大成功に終わります。

 

最後の風船の意味

そして、最後の風船のとこ。高本さんが職員室を出る際に、忘れ物の風船に気づきます。

この風船。

単なる忘れものじゃないとすれば一体何か?深読みすると、高本さんの「相手を好きな気持ち」でしょうか。

イベントによって、教室の空気は変わりました。仲良しのひらがなけやきです。だけど、高本さんの気持ちは…?

叶わないとしても、「好きな気持ち」はすぐには変わらない。けどもちろん、それでドロドロはしたくないし、仲良しのひらがなを壊したくない。

だから周りをうかがって、大事に自分の中にしまっておく…

という感じで、私の中では完結させました(笑)

 

最後に一つ。

 

高本さんが好きな相手が、あの男性じゃなくて、加藤さんだとしても成立する。つまりいわゆる、百合の話と捉えられなくもない…。

 

 まぁそれは、想像にお任せしますというところでしょうか。

 

あと影山さんがどうも何か意味深に、それこそ「影」っぽく描かれているような気もして、影山さんが加藤側グループと繋がっていて、忍び込みの発案者も影山さんなんじゃないか妄想とかもしてます。

影でストーリーをひっぱっていたのは、実は影山さんでしたオチも面白い、ひらがなけやきの楽曲「僕たちは付き合っている」

4thシングル「不協和音」のType-Dに収録です。

 

 ※他の記事で「不協和音」情報を諸々まとめています。

blueroll.hatenablog.com

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