日向坂46の1stデビューシングル「キュン」は3月27日(水)に発売されます。「キュン」のフォーメーションは下記の通り。
2期生の小坂菜緒をセンターに起用、フロントをセンター経験のある1期生で固めるという布陣。
唯一の3期生、上村ひなのは3列目のセンターポジションに、丹生明里、河田陽菜、東村芽依が2列目を獲得しました。
【関連記事】どれにする?日向坂46「キュン」ジャケットタイプ別みどころまとめ【1stデビューシングル】
新エース・小坂菜緒のセンター起用
フロントにいるこれまでの1期生センター経験者が1stシングルのセンターになると予想した人も多かったでしょう。
しかし、2期生の小坂菜緒はメチャカリのCM曲「MECHAKARI JOYFUL LOVE」で初センター起用。
漢字欅(欅坂46)の8thシングル「黒い羊」に収録されているひらがな楽曲「君に話しておきたいこと」と「抱きしめてやる」でもセンターを務めており、今後を期待される逸材です。
16歳の小坂菜緒のセンター起用には、日向坂46というグループを長期的に育てていく意図があるのではないかと思います。
ちょっとこのあたり、多分に私見交じりで解説いたします。
坂道グループの未来
乃木坂46が誕生して早8年です。
AKB48が黄金期を過ぎて、2013年の恋するフォーチュンクッキー以降、勢いを無くしていったという印象は皆様お持ちのところかと思います(それでもセールスは相変わらずすごいですが)
AKB48が誕生したのが2005年で、2013年以降勢いを無くしていった…という印象から紐解くと、坂道もちょうど8年を過ぎ、西野七瀬が卒業した今、今後のことを考えざるを得ませんよね。
ただ、AKBのときとは明らかに状況が変わっています。
世代交代の波
乃木坂46は、堀未央奈を代表とする2期生が2013年に加入。その後、欅坂46が結成されたのが2015年。
乃木坂の3期生が2016年に加入し、坂道合同オーディションが開催されたのが記憶に新しい2018年です。
AKBもメンバーの追加加入は常にありますが、正直なところ人気メンバーが育ちませんでした。
そこへ来て乃木坂46は、3期生の与田祐希、坂道AKBセンターの山下美月、その他、久保史緒里、大園桃子、梅澤美波と3期生が着実に成長しています。
人気メンバーが卒業しても、新たな人気メンバーが現れ続ければグループは存続します。
アイドルグループの常識を打ち破る?
今後もこの流れは続くと思われますが、「女性アイドルグループは短命」という常識を、坂道グループが覆してくれる可能性は十分にあります。
日向坂46の未来も、今後の世代交代が上手く行くかにかかっています。
そんな中で16歳と若い小坂菜緒の起用は、若いメンバーでもセンターやフロント経験を早めにさせる意図があるのではないか思います。
つまり、従来は新規加入メンバーはサプライズでもなければ前に立つことは無かったのですが、今後は前に立つことも普通になるのではないでしょうか?
選抜システムからの脱却
漢字欅、日向坂は選抜システムがありません。
乃木坂の選抜システムも最近はほとんどドラマを生まなくなりました。
選抜システムがある以上、やはり若いメンバーを前に立たせるのは難しくなります。乃木坂2期生はその典型例かもしれません。
そうなると、同じメンバーばかりが前に立ちます。簡単に言えば、目新しさが無くなる。
であれば選抜システム無しで、若いメンバーでも誰でもフロントに2列目に…と、ある意味自由に配置した方が、シングルごとに目新しさが出ます。
小坂菜緒のセンター起用は、日向坂46という新生グループを小坂菜緒に背負わせる…という意味合いではなく、人気があるメンバーであれば新規加入メンバーでもセンターに起用する。
続けざまに、どんどん目新しさを出していく。そういった意図があるのではないかと思います。(もちろん握手会他の小坂菜緒人気が高いのは言うまでもないところではありますが。)
今後もどんどん新しいメンバーが坂道グループの未来を担ってくれることでしょう。
まずは日向坂の第一歩をキュンキュンとお祝いしておきましょうか。